2009年1月19日月曜日
首相“定額給付金 効果ある”
首相“定額給付金 効果ある”
1月19日 19時30分
麻生総理大臣は参議院予算委員会で、2兆円規模の定額給付金について「生活支援と一般消費の落ち込みを防ぐ効果がある」として、第2次補正予算案からの切り離しには応じられないという考えをあらためて強調しました。
参議院予算委員会は、定額給付金を盛り込んだ第2次補正予算案と、民主党・社民党・国民新党があらためて提出した定額給付金を切り離した修正案の審議が、麻生総理大臣らが出席して19日から始まり、午後、自民党と民主党が質問に立ちました。この中で民主党の峰崎直樹氏は、定額給付金について「住所不定となっている人たち、例えば『年越し派遣村』にいた人や、ドメスティック・バイオレンスで避難している人たちは受け取ることができるのか」とただしました。これに対し、鳩山総務大臣は「定額給付金は、基準日の2月1日に、市区町村に住民登録をしている人に支給されるのが原則だが、さまざまな事情でどこにも住民登録できていない人がいる。そういう人にも支給できる方法がないか検討している」と述べました。また麻生総理大臣は、峰崎氏が定額給付金を第2次補正予算案から切り離すよう迫ったのに対し「今、この段階で給付金を外して第2次補正予算案を修正する気はない」と述べ、応じられないという考えをあらためて強調しました。さらに、麻生総理大臣は「定額給付金は、今の経済状況を考えたときに生活支援と一般消費の落ち込みを防ぐ意味で効果があると思っている」と述べました。一方、麻生総理大臣は、納税者ひとりひとりに番号を割りふって、所得などの情報を税務当局が一元的に管理する「納税者番号制度」について、「社会保障を充実させていくためにも、ものすごく大事なところだ」と述べ、制度の導入を検討すべきだという考えを示しました。
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21:13